鈴鹿山系・春の花を見に高畑山・陣尾山・高室山
2021年3月23日 (火) 晴
山仲間のTさんが鈴鹿山系・高室山周辺の花情報を教えてくださった。
ミツマタは最盛期を過ぎつつあるとの話に、見頃のうちにとさっそく出かけて行った。
地元がホームページで紹介している佐目のミツマタ。まず最初に寄ってみる。
国道横の空き地に駐車している人がいたので、その隣りに私も停めさせてもらい、出発準
備。出かける時にもう一台がやってきた。
谷沿いの林道を10分弱歩くと、道端にもうミツマタが咲いていた。メインは左手の斜面
のようだが、右下の谷あいにも植林の林床一面にミツマタがあった。
花を見ながら、道なりに登っていく。きれいだが、植林地なので朝の日差しのあたり加減
もあり、写真にするのはもひとつ難しい。
20分ほどで小尾根の上に出た。鹿除けのネットの中に入り、ここからは植林の中を歩く。
斜面の段の切り込みがまだ新しいので、整備されたのは最近のようだ。
前方が明るくなってきたと思ったら、高畑山手前の送電線鉄塔だった。
青空の中、前方にこれから登る陣尾山が姿を見せた。
が、山上の台地の先は標高差70mの激下り。おまけに土が湿っている。張ってあるロー
プに感謝しつつ慎重に下った。
シデの木?がもう芽吹き始め、タムシバが花を咲かせていた。
先ほどから時々、大きな声がしている。先行者の歓声かと思っていたが、先へ行くほど声
が多くなった。ひょっとすると、鉄塔の工事関係かな。
尾根を登りきったところに、10人ほどの姿が見えた。まだ鉄塔の上にいる人も数人。
鉄塔の塗装工事のようだった。
最後の鉄塔を過ぎると、尾根がたってきた。陣尾山まで標高差150m。
時々、自然林の雰囲気の良いところもあるのだが、うっかりすると転げ落ちそうな急斜面。
足場を選んで、岩角や木をつかみ、慎重に登ること20分、やっと陣尾山に着いてホッと
緊張がとけた。付近には昨日降ったものらしい雪が残っていた。
山頂直下からは植林になった。
苔むした放置間伐材の間をぬいながら、花も展望もない尾根を高室山めざして歩く。
45分ほど歩くと、送電線の下に出た。
植林の間に広がる明るく広々とした空間に、なんとなくホッとした気分になった。
まだツボミのかたい桜の木の下にお地蔵様が祀られている。ここは昔からの道なのだろう。
丸山を越えると、ようやく高室山につながる林道に出て、まもなく登山口。
左側は植林だが、右は落葉広葉樹林で明るい。木々の佇まいを楽しみながら山頂へと登る。
山頂には2組4人が昼食休憩中だった。私も霊仙山を眺めながら昼食にした。
風は冷たいが、明るい青空と展望がうれしい。360度の展望だ。
倉骨山を往復して、下山は佐目へ。
この尾根、2回ほど登ったことがあるが、こんな雰囲気の良い尾根だったっけ? 天気が違
うからか、上りと下りで感じ方が違うのか、記憶とは違った印象だった。
あちこち寄り道しながら下って十二相神社へ。
駐車地までは30分弱の国道歩きだった。
駐車地に着いてびっくり。私が停めたところは車が11台に増え、地元のホームページが
紹介していた駐車場にもズラリと車が停まっているのが見えた。
どうやら、ミツマタ群生地は大賑わいのようだ。午前の早い時間に寄ってよかった!
佐目の駐車地8:40---8:50ミツマタ群生地9:15---9:40高畑山---10:45陣尾山 ---
11:45丸山---12:30高室山・昼食・倉骨山往復30分13:40---15:05十二相神社---
15:30駐車地