鈴鹿・やった〜 ! 青空、今度は登れた竜ヶ岳
2021年1月4日 (月) 晴
山仲間から鈴鹿・竜ヶ岳再挑戦のお誘いが来た。
今回は宇賀渓キャンプ場から登るコースだ。
竜ヶ岳へは何回も登っているが、石榑峠や北側からばかりで、宇賀渓からは初めてだ。
駐車場にはすでに20台ほどの車があり、出発して行く人が次々。
私たちも、準備を整え、8時前に歩き始めた。今回のメンバーは5人。
宇賀川に沿った林道を上流方向へ歩く。
白滝丸太橋・魚止橋を渡り、金山尾根分岐もこえて、山腹道をさらに西へ歩いた。
積雪量はそんなに多くない。30分で砂山・石榑峠との分岐に着き、ここからは横谷沿い
に上流へ向かった。
次々と出てくる砂防堰堤は、ホッチキスの針を大型にしたような段を登って越える。
その段が下向きになっていて、足が少ししかのらないところもあり、緊張して登った。
河原の広くなったところからは、時々、竜ヶ岳山頂が見えた。
が、その上に見える空は曇り空だ。青空だったら、言うことないのにな・・・。
いくつ堰堤を越えるのだろう・・・と思いながら1時間ほど歩いた頃、道はようやく尾
根へ登り始めた。
左上に竜ヶ岳の山頂を見ながら、急傾斜の細い尾根を登る。
鉛色だった空が、紺に近い青空に変わっていた。やったー! 青空の山頂が踏めそうだ。
標高900mあたりを過ぎると傾斜は緩み、なだらかな雪原に広葉樹林が広がった。
この雰囲気は、湖北の三重嶽の雪原を連想させた。
南には石榑峠の向こうに三池岳の山容。そのさらに南には御在所岳や雨乞岳も。
山頂はけっこう風がありそう。山頂へ向かう前に、ひと登りした風陰で昼食をすませた。
右手に先日登った遠足尾根を見ながら、山頂を目指す。
遠くからだと全体が白く見えたが、実際に歩くと笹があちこちにのぞいていた。
雪があるところにはスノーシューの跡や動物の古い足跡が、浮き上がって残っている。
周りの雪は風で飛散するが、踏まれて圧縮されたところは、飛ばされずに残るからだ。
風の造形かな。
山頂はけっこう広範囲に土が見えていた。
2週間前とはうってかわった360度の展望で、北は藤原岳や御池岳もよく見えていた。
展望を楽しんだ後は、遠足尾根をめざして下山だ。
遠くから見るとなだらかに見える竜ヶ岳だが、下るとなるとけっこう急斜面だった。
その分、振り返るたびに山頂が遠くなっていく。
金山尾根の分岐が近づいたあたりで、ようやく前回、引き返した場所が見えてきた。
山頂まではまだまだ遠いところ。引き返して正解だったかな。
あれだけボコボコ落ち込んだ道も、今回は大勢に踏まれて、しっかりしたトレースがつい
ていた。まだ記憶にはっきり残っている景色を見ながら、P964から南東へのびる尾根を
下った。
樹林帯に入ると、尾根の北側の雪は、12月下旬とほぼ同じ量で残っていた。樹林帯なの
で風で吹き飛ばされることもないし、北側なので吹き溜まりにもなるのだろう。
大鉢山から登った私たちは、なかでも雪の多いコースを登ったということか。
大日向への手前で右へ分岐する尾根に入った。
ずっと植林の中を下る単調な道だが、植林の中の分、雪はわずかで下りやすかった。
下ること45分、ようやく遠足尾根の取付きにでた。
後は25分の林道歩きで駐車地だ。
宇賀渓キャンプ場(7:55---8:20遠足尾根分岐---9:25石榑峠・中道分岐---10:25尾根へ
---昼食30分---12:25竜ヶ岳12:30---13:00金山尾根分岐---14:00大鉢山分岐---1
5:00遠足尾根登山口---15:25宇賀渓キャンプ場
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