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2020年6月18日 (木)

鈴鹿・Tさん安らかに、慰霊登山

2020年6月1日 (月) 曇

鈴鹿、御在所岳・黒谷で、4月下旬に遭難されたTさん。大勢の方が連日、捜索に入って
くださり、1週間目に見つけることができた。
この日、Tさんを見つけた方に案内してもらって、山仲間と慰霊登山に行った。
前日は雨、この日も午後遅くには雨の降る確率が高い日だった。

P60184341

茨谷の雨量計のところから登る。
曇り空の下、暗さを感じる山の中で、ヤマツツジの赤がめだっていた。
登り着いた一服峠は、この1ヶ月の間に季節が進んで、すっかり緑が濃くなっていた。
北側の谷筋へ下り、沢谷を下る。途中で魚止谷を横切り、黒谷の左岸尾根へ取りついた。

P60184431

初めは細いヤブ尾根。ザックが枝に引っかかる中を強引に登ったが、上へ行くにしたがって
木も高くなり樹間も広がって歩きやすくなった。

P60184471
<シャクナゲの名残花があった。>

P1047に出て、さらに尾根を東へ辿った先で、黒谷へのびる支尾根をくだる。
下へ行くほどに尾根は急になるので、木をつかんで慎重に下った。
いったん谷へ着いたが、そのまま谷筋を下れないので、山腹をトラバースして下流へ向う。

P60184511

初めは歩きやすかったが、やがて下に見えてきた斜面は、これまたかなりの急傾斜。
加えて、まだ濡れている岩や木々、落ち葉が積もった斜面。
案内のリーダーは何なく下って行かれたが、わたしたちはセットしてもらったロープが頼り。
一歩一歩慎重に下って、やっと谷へ着いて胸をなでおろした。

 

そこから、谷を25分ほど下ったところが、見つかった場所だった。
愛犬アワビも、Tさんを気にかけつつ、このあたりで共に一週間を過ごしたんだ。
そばの平らな岩に、Tさんの好きだったお酒類や花・お菓子など供え手を合わせた。
台高や鈴鹿の山へご一緒した時の、Tさんのことが思い出された。
どうぞ、安らかに。

 P60184631

さぁ、次はどう帰るかだ。少し戻ると、取りつきやすそうなところがあった。
木や枝・根っこを掴み、しばらく登ってから、右手の尾根芯へと斜面をトラバース。
うっかり足を滑らせると下まで一気に滑落するので、気が抜けない。
尾根芯へ辿り着いてホッと一息。

P60184691

そこから黒谷左岸尾根にのるまで、登ること30分余。
道を間違えたとしても、ここをTさんが下ったとは、とても思いない急斜面だった。
下った尾根も登った尾根も、かなりの急傾斜だ。
こんな尾根を何回も上がり下りして連絡をとり、現地までヘリを案内してくださった
お二人には、ただ感謝しかない。

黒谷左岸尾根に出てからは、なんと歩きやすく感じられたか。
そこから御在所の登山道までは30分弱。皆でTさんが好きだった場所・長者池へ行った。

P60184821

下山は、郡界尾根を下り、一服峠から駐車地へ。
すっかり夕方の時間になっていたが、心配した雨にはあわずにすんだ。
空からのTさんが見守ってくれたかな。Tさんの笑顔が浮かんだ。

 

 

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