無料ブログはココログ

« 台高・アケボノツツジはちょうど見頃、野江股ノ頭 | トップページ | 京都北山・新緑の京大芦生研究林をブナノ木峠(939.1m)へ »

2019年5月31日 (金)

京都北山・巨木を辿り、佐々里峠から小野村割岳

2019年5月15日(水) 晴時々曇

春と秋に飯高の山に登るのが、Kさんとのここ10年ほどの恒例になっていたが、今年は
Kさんの希望で京都北山方面となった。
1日目は京都市の北端・左京区と京都府南丹市の境界にある小野村割岳(931.7m)へ。
小野村割岳は、昨年、東側から登ったことがあるので、杉の大木が多いのは知っていたが、
巨木や変木が多いことで知られた山らしい。

私の中では、このあたりの山域は『かなり遠方の山』のイメージだ。
大津市葛川梅の木から、対向車を交わすのに苦労する細い道を、うねうね走って山越えして
行く。能見口で府道38号線にでたとたん、片側1車線の立派な道になってびっくり。
待ち合わせ場所の京都市左京区広河原下之町までは2時間だった。意外と近いんだ。
ここにKさんの車を置き、私の車で佐々里峠へ。

 

P51545091
<佐々里峠の石室。>

佐々里峠には、すでに車が1台。出発準備をしていると、パトカー2台とワゴン車が来た。
警察の人が次々降りてきて、いろいろ準備している。
「捜索ですか?」と聞くと「3日ほど帰っていない人がいまして」とのこと。
私たちは一足先に出発したが、その後も登山道で何回か出会った。

P51545131

 

石室の左手から登る道は、昔からの芦生への峠越えの道で、尾根の西側寄りについている。
20分ほど歩くと分岐で、小野村割岳へは右へ尾根を登り、・840mから東へ向かう稜線を
歩く。この稜線は、由良川と桂川を分ける稜線でもある。

P51545311

晴天の中、杉と自然林が混ざった森の中の道は、アップダウンも少なく快適だ。
谷方向から、キョロロロロロ・・・繰り返し聞こえる泣き声はアカショウビンのようだ。

1時間ほど歩いたところで、中の空洞が黒くなった杉の大木に出会った。
「場所的に雷杉ではないようだけど」「中が焦げているのは落雷かな?」と話していると、
途中で追い抜いた二人が通りかかり、「雷杉はもっと先ですよ」とのこと。
この二人の中のおひとりはKさんの写真仲間の方だそう。このあたりの大木をよくご存知で、
大木巡り・大木探しをしておられるようだった。

 

P40920141


<落雷で幹の中が焼けた雷杉。それでも枝葉を空へ伸ばしていた。>

P51545451
<雷杉の中の空洞から空を見る。>

私たちは雷杉を見て、芦生大杉の森を見に赤崎中尾根へしばらく下ってみた。
ここでは、今まで見た中で一番の巨木を見ることができた。

P51545571
<いちばん大きいといわれる木。幹回りとか推定樹齢がわかるといいのに。>

芦生のこうした杉は『伏条台杉』ともいうのだそうだ。雪の重みに耐え、何度となく冬を越
すうちに、 枝の先の方が地上に着き、そこからも芽を出す。
長い時間の間に、元の本体の周りに幾つもの垂れ下がった枝からも芽を出した杉が、本体を
取り囲み、やがては本体と一緒にくっつきながら成長して巨樹になるのだそう。

 

雷杉まで戻って先へと進んだが、ここから先の踏み跡はもうひとつわかりにくく、時々確認
が要った。ここでも何本もの杉の大木に出会った。

P51545761

こうした杉の大木はほとんどが、その幹や木の股に他の木を寄宿させていた。
そうした木が地面に向かって伸ばす根のたくましさにも感心させられた。

P51545821

 

時どき、開けた場所があり、北や南側の山々が展望できるが、山名はさっぱりわからない。
途中で昼食を摂ったので、小野村割岳山頂に着いたのは13:45。

P51546291

ちょうど、捜索隊が山頂から引き返すところだった。遭難者は見つからなかったようだ。
(この遭難者は遭難から1週間後の5月19日、反対側の京北上弓削町の山中で、登山者が
みつけて、無事救助された。)

私たちはワサ谷へ下るので、山頂から南へ伸びる尾根に入ったが、黒く焦げた木が何本も
目についた。こちらは落雷ではなく、山火事の跡のようで、西側の斜面にも広がっていた。

P51546371

 

約20分で谷へ下ると、すぐ先に林道が来ていた。もう、あとは林道を下るだけ・・・と
思ったらそう甘くはなかった。

P51546551

下るほどにオオバアサガラやテツカエデが繁っているは、林道は途中崩れているは・・・で、
ここがこの日の核心部だったかも。荒れた林道を下ること1時間、ゲートがあり、ここから
やっと歩きやすい道になったが、広河原下ノ町の置き車地点まではさらに1時間が要った。

帰って、小野村割岳山頂の焼け跡について調べて見ると、山火事は2013年6月13日
だった。雨が少なく空気が乾燥していたこともあり、5,000㎡を焼いて3日目にやっと消火。
原因はハイカーのタバコの火の不始末とみられるとのこと。

 

P51546821
<Kさんに『上げ松明』だと教えてもらった。広河原下ノ町で。>

佐々里峠9:50---10:10灰野分岐---11:00雷杉---巨木見学---11:40雷杉---12:35 ・911
---昼食30分---13:45小野村割岳----14:10林道終点---15:05ゲート---16:15下ノ町
駐車地16:25---16:35佐々里峠

 

« 台高・アケボノツツジはちょうど見頃、野江股ノ頭 | トップページ | 京都北山・新緑の京大芦生研究林をブナノ木峠(939.1m)へ »

山歩き」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 台高・アケボノツツジはちょうど見頃、野江股ノ頭 | トップページ | 京都北山・新緑の京大芦生研究林をブナノ木峠(939.1m)へ »