無料ブログはココログ

2020年7月 4日 (土)

台高・大雨の後の国見山周辺とアカゾレ山

2020年6月20日 (度) 曇時々晴

この日はOさんと沢山行の予定だったが、高見峠手前の奈良県側の気温は21度ほど。
「今日は涼しいので、沢はやめて山歩きにしましょう」が、Oさんの第一声だった。
念のため・・・と、車に登山靴も積んできて良かった!

p62092111

木梶林道・キワラ滝駐車地の滝は、今まで見たことがない、怒涛のような流れだった。
駐車地にはすでに2台の車があり、1台では男性二人が準備中。
そして林道ゲートの後には『危険です』『この先伐採作業中』の札がついたカラーコーン。
わたしたちもここから歩くことにしたが、片道1時間の林道歩きだ。

P62092131

林道の途中の滝も圧倒的な水量だったし、ふだんは流れのない谷筋もあちこちに小滝が
できていた。
木曜からの雨は、この辺りにかなりの雨をふらせたようだ。
林道から見下ろす鳴滝は、まるで水が噴き出すよう。豪快に落下していた。

P62092571

上流部まで来ても、木梶川はけっこうな水量。アカゾレ北東尾根への渡渉箇所はもちろん、
行きたかったキハラ谷への渡渉点も登山靴では難しかった。
このあたりの山域は20年以上通っているが、こんなことは初めてだ。

仕方がないので、ゼェノ谷沿いに上流へ歩き、渡渉可能なところを探す。
流れにひっかかった倒木を足がかりに、なんとか対岸へ渡ると、魚止滝はすぐだった。

P62092741 

キハラ谷はあきらめてヤシオ尾根へあがった。シロヤシオの木がすっかり大きくなった
ヤシオ尾根だが、今年の花つきはもうひとつだったようだ。
馬駆け尾根を乗り越し木屋谷源流へでると、もう昼近い時間だった。
まずは腹ごしらえかな。

昼食をすませた後は、ウシログラを目標に、縦走路をめざした。
が、尾根を登っている途中で、「やっぱり山腹から行こう」とOさん。
そこからは南東方向へ国見山山腹をトラバース。尾根と谷筋をいくつも横切って行く。

P62093571

何回も歩いている山腹だが、季節や歩く高さ・方向で、違った表情がある。
その都度、こんなところがあったんだ!と、新しい発見?に出会った気分になるが、
ひょっとすると、ただ、記憶に残っていなかっただけなのかも。

P62093751

若水と御神木へも寄り道。
このあたりもサラサドウダンがあるところだが、今年は花をつけた木が見あたらない。
裏年なのかも・・・ウシログラ周辺もわずかな花があるだけだった。

時間はもう15時前。帰途になったとたん、今回は1時間の林道歩きが加わることを思い
出した。もう帰らないと。急いで縦走路でアカゾレ山へ向かった。
国見山の山腹を巻いたOさんと、山頂を踏んだ私。
霧で見通しがきかない中、合流予定の登山道で出会えず、どっきりする場面もあったが、
しばらくした後、なんとか出会えて、やれやれと胸をなでおろした。

P62093961
<今年のバイケイソウは花穂が多い。>

木梶川の水量が減って、朝よりは渡りやすくなってないかなと、ちょっとだけ期待して
アカゾレ山の北東尾根を下った。
が、現実はそんなにあまくはなかった。上流・下流を探して見るが、登山靴ではやはり
無理。もう、あとはこれしかないか! 靴を脱いで、川を渡った。

 P62094311
<写真で見ると、渡りやすそうなのだけど・・・深い>

あとは林道歩きだけ。黄色に熟れたモミジイチゴを食べたり、花探しをしながら、てく
てく駐車地へと歩いた。

 

キワラ滝駐車地7:45---9:10ゼェノ谷・木原谷出合---9:40魚止滝---10:45ヤシオ尾根
上部---11:30昼食13:00---国見山山腹---14:10若水----ウシロクラ---14:50国見山
---15:30アカゾレ山---北東尾根---16:10木梶川渡渉16:25---17:35キワラ滝駐車地

 

2020年7月 2日 (木)

高見山地・今年初の沢山行、三峰山ワサビ谷

2020年6月15日 (月) 晴のち曇

山仲間との沢山行に行く予定で、最初は木梶川の支流を予定していた。
が、木梶林道は伐採作業が行われているらしいので、平日に林道へ入るのは、作業の
邪魔になりそうでためらわれた。
それで、木屋谷川の支谷の奥ワサビ谷に変更したのだが、前夜になってこちらも伐採作業
が始まったことがわかった。再度、検討をして、行き先は三峰山のワサビ谷になった。

 

p61590661

山仲間と待ち合わせて、月出登山口へ行き、登山口そばの橋のたもとから川の中へ。
谷から見上げると、ウツギが花盛りだ。
水は思ったほど冷たくなく、水量も少なめだが、今年初めての沢山行とあって、ぬれた岩を
踏んでいく自分のバランス感覚が、もうひとつ心もとない。

P61590221

30分ほどで最初の滝。
この滝の登り始めで、右側の岩から沢中へ下りるところが、ちょっと苦手。
そのすぐ上もスリングを下ろしてもらって、なんとかクリア。
登りやすい滝が多く、楽しめるワサビ谷だが、2・3ヶ所、私の苦手なところがある。

P61590321

連続する大小の滝を登っていくと、前方に8メートルの大滝が見えてきた。
この滝は唯一の登れない滝で、右手の斜面を登って、滝上の岩場の下を慎重に巻いた。

P62999041

川岸や川中の岩には、時々タツナミソウやヤマブキショウマの花が咲いていて目を楽しま
せてくれる。
そして、時々、アジサイ系の花の飾り花のような、白い4弁の花が散っていた。

61590781

流れのすぐ横にデーン!と大岩が見えてくると、八丁平までのおよそ3分の2を来た。
ミソサザイが飛び立ったのを見た仲間が、川の横に苔で作った巣があるのをみつけた。
いたのはミソサザイだけではなく、マムシも。
これはあまり出会いたくない・・・。

上流へいくほどに流れは細くなり、傾斜も徐々に緩やかになってきた。

 P61591101

ようやく着いた! 源流部の台地。
キツツキの鳴き声が、ひときわ賑やかに響いてきた。どうやら私たちを警戒してのようで、
鳴き声はしばらく、わたしたちを追いかけてきた。

八丁平へ出ると、前方に青空が広がった。青空と広々した空間がうれしい。
草はらの中、あちこちに、タツナミソウ見られた。

P61591131

まずは昼食 を!と、手頃な場所を探すが、小さい羽虫がいっぱいだ。
特に草むらを踏むと、ワッと飛び出てきてまとわりつく。虫のいない場所を探すが難しく、
最後はあきらめて防虫ネットをかぶって、昼食にした。

Kさんが準備してくれた釜揚げうどんと、伊賀牛のしゃぶしゃぶがおいしかった。

P61591241

時間とともに空には雲がふえてきた。
暑くないのはありがたいけれど、やっぱり青空がいい!
昼食時間だが、他の登山者はまったく見かけず、三峰山にしてはめずらしいことだ。

ここで1時間以上を過ごし、下山は新道峠へ向かった。
登山道沿いの木々がずいぶん大きくなって、鬱蒼とした雰囲気になっているのに驚いた。

P61591501

近年も何回も歩いているのだけど・・・と思いつつ考えてみれば、歩いたのは冬ばかりで、
葉が茂った季節は来てないか。

P61591611

小1時間ほどで峠に着き、馬頭観音像に挨拶をして月出登山口へ。
下の方ではもう花が終わっていたコアジサイが、このあたりでは、まだ見頃だった。< /p>

登山口へ戻ったのは15時半。いい時間だ。
今日は短いコースだと思っていたが、その分のんびりしていたということかな。

 

月出登山口9:30---10:40大滝---11:20大岩---12:20八丁平13:45---13:55青少年
旅行村分岐---14:35新道峠---15:25月出登山口

 

2020年6月26日 (金)

石川県小松市・地元の人で賑わう鞍掛山(477.7m)

2020年6月6日 (土) 曇

P60688541
<滝ヶ原からの鞍掛山。馬の鞍を思わせる山容が名前の由来だそう。>

2日間、みっちり草刈り、刈った草の回収、庭木の剪定。
9ヶ月ぶりの作業に、2日目は夜半に目覚めると、身体のあちこちが筋肉痛。
その時は、帰りの山はちょっと無理かな・・・と思ったが、朝になったら行けそうかと
気が変わり、小松市と加賀市の境にある鞍掛山へ。

 P60687081

登山口のある小松市滝ヶ原町に着いたのは9時前だった。トンボ池のある第2駐車場には、
もう5台の車があった。車道を奥へ歩くと、5分ほどで登山口そばの第1駐車場だった。
なんと! 30台分ほどある駐車場は、すでに車で埋まっていた。
えーっ! もう、こんなにたくさんの人が?

P60687121 

混んでいないコースが良いので、そばの案内板を見て、行者岩登山道を登ることにした。
駐車場のすぐ先で、右へ分岐するのは西ノ谷登山道。
わたしは林道をそのまま直進し、行者岩コースへ。
他の人を見かけないということは、西ノ谷登山道から登る人が多いということかな。

P60687161

ヤマアジサイやシライトソウなど見ながら歩いて行くと、前方に親子連れの姿が見えた。
幼稚園くらいのこどもさん2人を交えた4人家族と、しばしおしゃべり。
歩き始めから20分ほどで道は登山道にかわった。沢沿いに続く登山道はよく整備され、
対岸上部に岩壁が見えていた。

P60687461
<鞍掛山山頂は、この岸壁の上にあるようだ。>

コンコンコンと何かをたたく音がする。岩壁を登っている人でもいるのかと思っていると、
斜面のジグザグの階段道で、登山道を整備中の人だった。感謝!

この道には『行者岩』があるはずだが、もう通り過ぎてしまったのかな・・・と思いつつ
登っていると、出てきました。見落としようのない大きな案内板。
少し入った先が千手観音が祀られた『行者岩』だった。

P60687531

ジグザグに高度をあげる登山道の脇には、ガンピの木が多い。ちょうど花時だ。

 P60687831

そして、ササユリの花も次々と。よかった! 見たかった花があった。

 P60688141

登り着いた稜線鞍部は、避難小屋と仏像のあるところ。まずは南へ歩き、先に獅子岩へ。
すぐの分岐を右へ入った後山から、少し下ったところが展望の良い獅子岩だった。
周りにはあちこちに岩場が見え、初心者でもクライミングが楽しめそうなところだ。

P60688051 

鞍部へ戻って、山頂に向かった。山頂手前で、途中で出会った家族に声をかけられた。
あの急登をもう到着とは、娘さんたちはなかなか健脚のようだ。
さぞ混んでいるかと思った山頂は、数組が休憩しているだけだった。
標高が低いので、昼までに登って降りる人が多いようだ。

P60688161

山頂の由来碑によると、鞍掛山は日本海を航行する舟の目標とされた山で、別名「舟見岳」
とも言われ、大日岳や富士写ヶ岳とともに「江沼三山」と呼ばれるそう。
天気が良ければ、白山が見えるようだが、あいにくの曇り空で展望はもうひとつ。
北側に加賀平野と小松ドームがぼんやり見えた程度。

P60688231

早めの昼食をとり、西ノ谷登山道で下山にかかった。こちらもなかなかの急斜面が続くが、
ロープや階段など、よく整備されていた。
登ってくる人に次々であった。皆さん、比較的軽装だ。
神戸の人の六甲山系のように、気軽に登りに来れる身近な山なのだろう。

P60688331

途中の舟見平でようやく鞍掛山の山容を眺めて、1時間余で第1駐車場へ降り着いた。

鞍掛山へは何本も登山道があり、すぐ東の三童子山と鞍掛山を結んで縦走できる「鞍掛山・
三童子スカイライン」もある。
機会があれば、春や秋にまた来てみたい山域だ。

 

第2駐車場9:05---9:10第1駐車場---9:30林道終点---9:55行者岩---10:30鞍部---
10:35獅子岩10:45---11:00鞍掛山11:30---12:00舟見平---12:30第2駐車場

 

 

 

 

2020年6月21日 (日)

サイハイラン

2020年6月3日(水) 晴

田舎の家は、草の中だった。
真っ先に裏手へまわって、花を見にいった。草の中に薄ピンクの花があった。
間に合った、咲いている! サイハイランだ! 今年は間に合って、花を見ることができた。
昨年も同じ時期に帰って来たのだが、すでに花が終わっていたのだ。

P60386581

この花がここへ来て、もう4−5年くらいになるかな。
近所の立ち寄り湯へ行った時、野菜などと一緒に売られているのが目にとまった。
背丈は10センチほど、花の咲き終わった鉢が、ポツンと・・・売れ残りという感じで。

近所の田んぼ跡で、山野草を育てておられる人が出店者だった。
300円ならうまく育たなくても、まぁいいか・・・と買って帰り、グミの木の下に植えた。

それが翌年は30センチを越える背丈の花を3本もつけ、毎年、花をつけた。
花をつける姿が、戦場で武将が使う「采配」に似ているので、この名がついたそう。
6本咲いた年もあった。土や生育環境が合っていたかな。
茎の根元に葉っぱが1枚だけ。

P60586841
<草を刈って、周りがすこしさっぱりした。>

サイハイランがシュンランやキンランなどと同じ、菌従属栄養植物の仲間だということを、
今回、初めて知った。
菌従属栄養植物とは、光合成を止め、菌根菌から栄養素をとることで生きる植物のこと。
仲間にはオニノヤガラやタシロランなど、多数あるらしい。

 P60586951

が、サイハイランはその進化の途中で、完全な菌従属栄養植物にはなれていないため、
根菌からの栄養素だけでは足りず、葉を1枚残して光合成で栄養補給を補完していると
考えられるそうだ。
光合成と菌根菌から栄養素の栄養素をとるのと併せ持つ、サイハイランのような植物を
「部分的菌従属栄養植物」というそう。

ふ〜ん、そんな生態で生きているランだったのか・・・。
今年は花が3つだったのは、そばのグミの木が大きくなりすぎたからかと、木を一部切っ
てみたが関係なかったかな。

 

2020年6月19日 (金)

福井県敦賀市・初夏の岩篭山へ

2020年6月3日 (水) 晴

P60385901
<インディアン平原。岩篭山への登る途中から。>

6月になり、県境を越えての移動がようやく可能になった。
今年の冬は雪もわずかしか降らず、早くから暖かくなった。きっと田舎の家は伸びた草に
埋もれているだろうと、ずっと気になっていた。さっそく北陸へ向かった。

お天気も良いので、途中の岩篭山へ寄って行くかな。
ササユリの花がみられるかも・・・と期待して、駄口の登山口に駐車した。
国道の東側広場には新しい登山者駐車場と登山案内図ができていた。

P60385161

すぐ横の国道は年に何回も通っているのに、気づいていなかったな。
駐車場には、すでに車が4台。岐阜・大阪・京都・福井のナンバーの車が停まっていた。

『食堂・しのはら』左手の登山口を入った。奥へ進む道沿いにはエゴノキやコアジサイが
咲き、すぐに尾根の取り付きだ。

P60385231

しばらく登ると道はアカガシの落ち葉に覆われた。思い出した、ここはアカガシだった。
上からはまだ、パラパラと音をたてて、枯れた葉が落ちてきていた。
下りは落ち葉で滑らないよう、要注意だ。

P60385311

傾斜のある大岩への登りは、ロープが設置されて登りやすくなっていた。
小1時間ほどで、展望のある尾根にでた。下に駄口の集落も見えている。

P60385551

ここはいつも右下の谷からの水音がよく聞こえる。下に滝があるようだ。
ササユリがあっても良さそうなところなのだけど・・・とあたりを探すが、葉っぱだけの
株しか見つけられず残念。

P60385591

P677の東へ登り着くと、まわりは細めだがみごとなブナ林になり、道は北へ向かった。
下った鞍部は、東側の崩壊地が広がって、登山道がつけ変わっていた。
ここでもう下ってくる単独の男性とあった。
そこからは急坂だったが、展望も開けてきて、南の乗鞍岳やその西の三国山へと連なる
稜線がよく見えていた。

確か、ブナ林のなだらかな森もあったはずだけど・・・と思っていると、急坂の先がその
ブナ林だった。そこからひと登りでインディアン平原に出た。

 P60385871

広々と中に巨岩が点在し、展望のあるインディアン平原は、いつ来てもいいところ。
先にすぐ西にある岩篭山山頂へ向かうと、ちょうど下ってくる4人パーティと出会った。

P60385951

岩篭山山頂からは野坂岳とその南へ連なる稜線が展望できた。
敦賀湾はすぐ北だが、この日は靄がかかったような見え方で、ちょっと残念。

P60386041

インディアン平原へ戻って、敦賀湾を見下ろしながら、岩の上で昼食をとり、来た道を
引き返した。
下りは速い。1時間余で登山口へ戻ることができた。

P60385661 

花との出会いを期待したが、この山はドウダンツツジ類はないようだ。
見かけたのはサワフタギとヤマツツジ、ヤマボウシ、くらいだった。

 

駄口登山口9:35---10:10大岩---10:50崩壊地---11:20インディアン平原---11:30岩篭山
---11:40インディアン平原12:10---13:15駄口登山

2020年6月18日 (木)

鈴鹿・Tさん安らかに、慰霊登山

2020年6月1日 (月) 曇

鈴鹿、御在所岳・黒谷で、4月下旬に遭難されたTさん。大勢の方が連日、捜索に入って
くださり、1週間目に見つけることができた。
この日、Tさんを見つけた方に案内してもらって、山仲間と慰霊登山に行った。
前日は雨、この日も午後遅くには雨の降る確率が高い日だった。

P60184341

茨谷の雨量計のところから登る。
曇り空の下、暗さを感じる山の中で、ヤマツツジの赤がめだっていた。
登り着いた一服峠は、この1ヶ月の間に季節が進んで、すっかり緑が濃くなっていた。
北側の谷筋へ下り、沢谷を下る。途中で魚止谷を横切り、黒谷の左岸尾根へ取りついた。

P60184431

初めは細いヤブ尾根。ザックが枝に引っかかる中を強引に登ったが、上へ行くにしたがって
木も高くなり樹間も広がって歩きやすくなった。

P60184471
<シャクナゲの名残花があった。>

P1047に出て、さらに尾根を東へ辿った先で、黒谷へのびる支尾根をくだる。
下へ行くほどに尾根は急になるので、木をつかんで慎重に下った。
いったん谷へ着いたが、そのまま谷筋を下れないので、山腹をトラバースして下流へ向う。

P60184511

初めは歩きやすかったが、やがて下に見えてきた斜面は、これまたかなりの急傾斜。
加えて、まだ濡れている岩や木々、落ち葉が積もった斜面。
案内のリーダーは何なく下って行かれたが、わたしたちはセットしてもらったロープが頼り。
一歩一歩慎重に下って、やっと谷へ着いて胸をなでおろした。

 

そこから、谷を25分ほど下ったところが、見つかった場所だった。
愛犬アワビも、Tさんを気にかけつつ、このあたりで共に一週間を過ごしたんだ。
そばの平らな岩に、Tさんの好きだったお酒類や花・お菓子など供え手を合わせた。
台高や鈴鹿の山へご一緒した時の、Tさんのことが思い出された。
どうぞ、安らかに。

 P60184631

さぁ、次はどう帰るかだ。少し戻ると、取りつきやすそうなところがあった。
木や枝・根っこを掴み、しばらく登ってから、右手の尾根芯へと斜面をトラバース。
うっかり足を滑らせると下まで一気に滑落するので、気が抜けない。
尾根芯へ辿り着いてホッと一息。

P60184691

そこから黒谷左岸尾根にのるまで、登ること30分余。
道を間違えたとしても、ここをTさんが下ったとは、とても思いない急斜面だった。
下った尾根も登った尾根も、かなりの急傾斜だ。
こんな尾根を何回も上がり下りして連絡をとり、現地までヘリを案内してくださった
お二人には、ただ感謝しかない。

黒谷左岸尾根に出てからは、なんと歩きやすく感じられたか。
そこから御在所の登山道までは30分弱。皆でTさんが好きだった場所・長者池へ行った。

P60184821

下山は、郡界尾根を下り、一服峠から駐車地へ。
すっかり夕方の時間になっていたが、心配した雨にはあわずにすんだ。
空からのTさんが見守ってくれたかな。Tさんの笑顔が浮かんだ。

 

 

2020年6月14日 (日)

比良・シロヤシオとドウダンツツジの釈迦岳稜線へ

2020年5月28日 (木) 晴

P52883741

今の時期は、ベニドウダンやサラサドウダンにはちょっと早いかもしれないが、シロヤシ
オはまだ咲いているかも・・・と、比良釈迦岳へ。

P52881371
<湖西道路から。右端のピークが比良釈迦岳>

ツツドリの鳴き声を聞きながら、旧リフト下道へと歩いた。
湖西道路やイン谷口までの道沿いにはウツギの白い花が花盛りだったのに、駐車地あたり
から先はまだツボミだった。
釈迦岳との分岐を神爾谷へとる。この季節の神爾谷を歩くのは初めてだ。

神爾の滝には寄らず、道に散るヤマツツジを見ながら先へ進んだ。
タニウツギやサワフタギの花が谷を彩っている。山腹を横切るところでヤマタツナミソウ
が迎えてくれた。以後、神爾谷のあちこちでこの花を見た。
上部へ行くほど多くなってくるイワカガミには、花の終わった茎が立っていた。
あ〜ぁ、花の時期に見たかったな。

P52882061

北比良峠へあがる尾根に取り付くと、登山道に白い花が散っていた。
シロヤシオだった。
あるのは釈迦岳周辺だけと思っていたが、ここにも咲くのかと、ちょっとうれしい発見だ。
尾根上部ではアカモノが早々と花を咲かせ始めていた。

P52882021
<アカモノの花>

 

めずらしく人の姿のない北比良峠を通り、比良ロッジ跡で琵琶湖を眺めながら早めの昼食。

P52882251
<北比良峠から見るコヤマノ岳>

カラ岳の先からは、シロヤシオやベニドウダンがよく見られるようになったが、う〜ん、
やはりシロヤシオには遅めだったかな・・・。
そう思ったが、釈迦岳山頂が近くなると、まだ見頃の花も残っていた。良かった!
今年もシロバナフウリンツツジは花をつけていたが、年々、木は高くなり花は遥か上だ。

P52882801
<まだ、見頃のシロヤシオがあった。>

釈迦岳山頂で、滋賀県の湖南からというご夫妻と一緒になった。
今日はヤケオ山まで行くつもりだったので、北小松方向へ下山するお二人と、一緒に歩く
かたちになった。

P52883061
<この日は遠望がきいて、鈴鹿の山もよく見えていた。>

あちこちの山へ行っておられるようで、非常事態宣言の間はビラジスト今津の先で道路が
閉鎖され、大御影山には登れなかったことや、比良に咲く花の話など、話題いろいろ。
話をしながら歩いていると、ヤケオ山までが短く感じられた。
この尾根を登る人は多いのか、他にも3組の登山者とすれちがった。

P52883221
<ヤケオ山から見る釈迦岳>

 

ここでお二人と別れ、花を見ながら、のんびりと釈迦岳へ戻った。
この尾根は、花が見やすい高さで咲いているので、ツツジのこの時期は楽しいところ。

P52883351

P52883681

ヤマツツジ、ベニドウダン、サラサドウダン、シロヤシオが見られ、そしてピンクのツツ
ジが2種類。
そのひとつは葉っぱの表面に白い毛がめだっていた。ユキグニミツバツツジなのかな?
そしてもう一種類は、ピンクの花も葉も小ぶりで、葉には毛がないような・・・。

 P52883861
<ユキグニミツバツツジ? 花も葉も大きい。>

釈迦岳山頂からの下山は、南へ伸びる尾根をくだった。
この尾根にも、ドウダンツツジ類やシロヤシオの木がこんなにあったのか。
何回も通っているところだが、花の時期でないときづいていないことを認識させられた。

P52884041
<こちらは小ぶりのツツジ。同定しようと思えば、ルーペと図鑑持参だね。>

下山がちょっと遅くなったが、期待通りたくさんの花が見られて、楽しい一日だった。
ヤケオ山にはレンゲツツジもあったので、7種類のツツジが見られたかな。
16時前に着いた駐車地は、残っているのはもう私の車だけだった。

 

イン谷口上の駐車地8:30--- 8:55神爾谷分岐---10:10尾根への分岐10:15---展望台---
10:55北比良峠---11:05比良ロッジ跡11:30---12:30釈迦岳---13:10ヤケオ山---
14:05釈迦岳---旧リフト下道---15:15神爾谷分岐---15: 45駐車地

 

 

 

2020年6月13日 (土)

久しぶりの花に会いに

2020年5月25日 (月) 曇時々晴

P52579551

山仲間と久しぶりの花を見にでかけた。
タニウツギやトチの花など見ながら、谷沿いの道を小1時間ほど歩いた後は、尾根を登る。
このコースは4年ぶり。

P52579001 

かなり急坂だった記憶の覚えがあったが、思っていたほどではなかった。
1時間ほどの登りでピークに着いて、やれやれと一息。

 P52579391

目あての花がさっそく姿を見せてくれた。目立つところにあるので気がかりだったが、
健在で、ちょうど見頃の花を咲かせていた。良かった!今年も会えた。

P52579491

昼食休憩の後は、しばらく、なだらかな尾根を歩いて花を探す。

P52579741

けっこうあちこちに咲いていた。
もう終盤の株もあったが、大部分は今がちょうど見頃。けっこう大きな株もあった。

P52579521

もうすでに何枚も写真を撮っていても、見つけるとまた撮影タイムが始まるので、なかなか
先へ進まない。

 P52580691

稜線は、他の花は意外に少なく、見かけるのはホウノキやトチノキくらい。
ヤマボウシは花びらのように見えるガクが、まだ緑色だった。
花らしい雰囲気になるには、まだもうちょっと時間が要りそう。

 P52580221

下山分岐点に着いたのは14:15。この時間だったら、この先のピークまで往復時間もあり
そうだ。山頂を往復して、下山コースにはいった。
途中、ヤブっぽいところもあったが、1時間ほどで林道に出ることができた。

思っていたより多くの、目的の花に会うことができた。
この山の自然が守られて、これからも出会うことができますように!

 

2020年6月11日 (木)

台高・やっと行けた、久しぶりの檜塚奥峰

2020年5月23日 (土) 曇のち晴

P52376911

新型コロナウィルス流行に伴う、関西地方の非常事態宣言が5月21日にようやく解除され
た。台高の山も、これでやっと行ける。

青田発電所のそばに車を停めると、「キロロロロロロロ〜」アカショウビンの鳴き声がした。
2方向から聞こえてくるので、複数いるようだ。
この季節、京都北山ではよく耳にするが、このあたりの山で聴くのは初めてだ。いるんだ。

菅谷川右岸駐車地からOさんと林道を歩いた。
例年なら冬景色から芽吹き、新緑と季節を追って登っているのに、今年は中抜きでいきなり
緑が鮮やかな季節。なんだか、ちょっぴり違和感がある。

 P52376031

まずは目あてのシロヤシオへ。中腹あたりがちょうど咲き始めたところ。
木いっぱいに花をつけた満開の木があるかと思えば、花が数個しかない木もあり、かなり
木によってバラつきがある。

P52376121

これでバックが青空だということなしなのだが、あいにくの曇空。時折、青空がのぞい
ても、すぐに雲に覆われてしまうので残念!

 

P52376751 
<中腹にはヒメイチゲやワチガイソウがまだ咲いていた。>

中腹をウロウロしているうちに時間が過ぎ、稜線に出た時はもう11時をまわっていた。
稜線のシロヤシオは、開花にはまだしばらく時間が要りそうだった。
ようやく葉っぱを広げ始めたばかりの木もあった。

P52377121

まずは檜塚と奥峰へ。奥峰では二人パーティが昼食中だったが、あいにくの霧で展望がさっ
ぱり無いので、若水へ向かった。

昼食中は、時たま陽がさすと、あんなところに白い花が咲く木があったっけ?と思うほど、
ぬれた若葉が輝いた。午後は晴れるといいな!と期待した。

P52377711

その後は、奥峰展望台のシャクナゲを見に。
ここはまだきれいな花が残っていた。良かった! 今年も見られた。

P52378021

この頃から、青空が広がってきた。ガスも徐々にはれ、檜塚劇場が徐々に姿を見せてきた。
久しぶりに来た奥峰で青空が見られるのはうれしい。
陽ざしに木々の緑がいちだんと映えている。

P52378161

奥ワサビ谷源頭部を散策し、右岸尾根を下る。
この尾根の上部もシロヤシオの多いところだが、やはり開花にはまだ時間が要りそうだ。
が、今年は花付きがもうひとつかな。

あちこち寄り道をしていたら、すっかり遅い時間になっていた。
山腹道からマナコ谷道に合流。時計を見ながらそそくさと下った。
今年はアケボノツツジもシロヤシオも見ないまま、花の季節が終わってしまうのかと思って
いたが、シロヤシオにはなんとか間に合って良かった。

こんな時間では、駐車地はもう私たちの車だけかと思っていたら、4台も停まっていた。
あしたの天気は良さそうだから、泊り山行の人かな。

 

P52376961

駐車地7:35---8:10マナコ谷登山口---9:10作業小屋---11:25檜塚---11:55檜塚奥峰---
12:05檜塚若水14:05---展望台のシャクナゲ---14:55奥ワサビ谷源頭部---山腹道---
16:45マナコ谷道に合流---17:10登山口---17:35駐車地

 

 

2020年6月 2日 (火)

里山・初夏の花散策(2)

2020年5月22日 (金) 晴のち曇

 P52274261

山への道路沿いに、ジャケツイバラが花を咲かせる季節になってきた。
花はきれいだが、大きく鋭いトゲを持つので、あまり近くへ寄りたくない花である。

 P52274301

以前、このトゲに引っかかったことがあり、やっと外したと思ったら、いつの間にか
別のトゲに捕まっている・・・の繰り返しで、離れるのに難儀したことがある。

 

目的の花は咲いていたが、来るのがちょっと遅めだったかな。
今年は淡いピンクの花と白だった。
ここの花は、なぜか年によって、咲く色合いが微妙に違う。

P52274421

P52274471

 

そして、もう1ヶ所。ここを見に行くのは4年ぶりくらいかな。
ほかのところよりちょっと遅めに咲くが、同じ場所に紅・白・ピンクの三色が咲く。

 P52274661

P52274751

P52274571

今年もきれいに咲いてくれて、ありがとう!

P52275261

P52275201

駐車地に戻ったら、ハルゼミの鳴き声がしていた。いよいよ夏到来かな。

«チリアヤメの花